- ホーム
- 睡眠障害の診療案内
睡眠障害の診療案内
どの病院に行けばよいか
不眠症であれば、内科、心療内科、精神科の診察を受けると良いでしょう。一方、睡眠時無呼吸症候群であれば、内科、耳鼻咽喉科などがある病院とクリニックが窓口になることが多いです。
子どもの睡眠障害は、かかりつけの小児科に相談して、必要に応じて睡眠の専門病院に紹介されます。
その他の睡眠障害については、近くで診察している睡眠専門医に相談することを勧めます。
診察の内容
一般的な外来の流れについて、ご紹介します。睡眠障害の種類によっては、睡眠の質を調べるために脳波検査が必要です。通常、1泊2日の検査入院となります。
1.問診について
睡眠外来では、睡眠専門医があなたが困っている眠りの症状が出現した経緯、日常生活の様子、体とこころの病気、ストレスとの関係、服薬の状況などを聞き取ります。そして、睡眠障害の原因を突き止めます。
紹介状があれば、前医の情報を参考にして、適切な睡眠障害の治療法への道筋を考えていきます。
2.検査について
外来では、血液検査、生理検査(心電図、鼻腔通気度検査など)などが行われます。
入院検査として、終夜睡眠ポリグラフ検査と反復睡眠潜時測定検査があります。
3.睡眠日誌の記録
あなたの睡眠リズムを把握するために、就寝と起床時間、途中で目が覚めた時刻と回数など、睡眠時間を記録して頂きます。
4.薬物療法
不眠症、レム睡眠行動障害、むずむず脚症候群などの治療には、投薬することがあります。あなたの病状によって、薬を選びます。
眠れない症状に対して睡眠薬を処方することがあります。一方、ナルコレプシー、特発性過眠症による過度の日中の眠気には、眠気覚ましの薬を用いて症状を改善します。
5.光療法
夜遅くまで眠れない、朝起きられない症状が特徴である睡眠相後退型の睡眠リズム障害を治療します。照度の高い光を浴びことで体内時計が調節され、社会生活の適応できる睡眠時間帯に補正していきます。高照度光治療と呼ばれています。
6.CPAP治療
中等症から重症の睡眠時無呼吸に対しては、CPAP治療を行っています。当院ではCPAP機器をレンタルしており、毎月1回の通院管理をしています。
7.睡眠衛生の指導
あなたがぐっすり眠るように、自分でできる睡眠を改善する方法を指導します。運動と睡眠についても、アドバイスします。
費用について
種類 | 料金 |
---|---|
初診 | 3,000~5,000円 |
CPAP治療 | 5,000円程度 |
検査入院 | 14,000~20,000円 |
保険適用(3割負担)で計算した目安の金額です。診療内容によって、費用が変わりますのでご了承ください。必ず健康保険証をご持参ください。