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眠気を飛ばす方法を知りたい方へ
即効で眠気をとりたいとき
眠い症状は、睡眠不足、睡眠リズムの乱れ、睡眠の質が悪いことで生じます。複数の要因がある場合もありますが、仕事をしているとき、勉強をしているときなど、一瞬で眠気を解消したいケースに遭遇するケースが少なくありません。
今回は、眠気があって来院された方が自分で試した眠気を覚ます方法を中心に紹介します。
眠気覚ましの飲み物と食べ物
職場で会議中、運転中に眠くならないように、カフェインを含んだ飲み物をとることが多いです。具体的には、缶コーヒー、ペットボトルのお茶、栄養ドリンクなどです。カフェインの含有量が多いエナジードリンクを試した方もいます。
カフェインによる覚醒作用によって、眠気を軽減します。
食べ物としては、チョコレートがあります。カフェインのほか、糖質も含まれているので、疲労回復を求めて食べることが多いようです。
ガムを噛むことも刺激になるので、眠くなりにくくする方法として試してみましょう。
注意点として、夕方から夜にかけてカフェインを含んだ食べ物を摂取すると、寝つきが悪い、眠りが浅い問題が生じることがあります。
中学生、高校生でテスト前にカフェインの量が多いエナジードリンクを摂取するケースがありますが、体への負担を考えると控えるほうが無難です。
エナジードリンクによる健康被害は20代男性で多く報告されています。カフェインの許容量は個別に異なるので、過剰にならないように体調を見ながら管理することが求められています。
出典:エナジードリンクについて – 国立研究開発法人 医薬基盤・健康・栄養研究所
眠気を軽減する薬について
カフェインの錠剤とはどんなものですか?
一般用医薬品の一種で、眠気防止薬とも呼ばれています。具体的には、エスタロンモカ、トメルミン、カフェロップなどの名称で販売されています。こららの薬にはカフェインの含有量が多い特徴があるので、決められた用法を守ることが大切です。
眠気覚ましの薬はありますか?
厚生労働省が認可した日中の過度の眠気に処方される薬があります。リタリン、モディオダールという薬です。ナルコレプシー、特発性過眠症に対して保険適応があります。
体を動かしてみる方法
同じ姿勢で仕事をしているよりは、適度に体を動かしたほうが眠気対策には有利です。ストレッチをする方法を試してみては、いかがでしょうか。
また、気分を転換するために場を離れてトイレ休憩することも一案です。そのときに、体を動かしてみてください。
休憩時間に外の空気を吸って、軽い運動をすることも良い方法です。特に長時間の運転をする場合は、車内の空気の入れ替えだけではなく、定期的に休憩所でストレッチすることがお勧めです。
シャワーを浴びてみる
朝起きたときに眠いときに、目を覚ますためにシャワーを浴びる方法があります。少し熱めの温度に設定したお湯にすることで、交感神経系が活発になります。その結果、出勤、通学前に体を動かしやすくなる効果があります。
メントールを塗る方法
ハッカから抽出された成分で作られたメントールを首の周りに塗ると、皮膚にある冷感センサーを刺激するので、目を覚ます効果が期待できます。
ツボを押す方法
効果に個人差はありますが、一度、試してみて判断する必要があります。合谷と呼ばれる親指と人差し指の付け根にある骨が合流している箇所を指圧する方法があります。
短期間の仮眠をとる
昼食後に眠くなる経験を持っている方が多いと思います。前日の睡眠不足、体内リズム、食事などの要因によって、眠気が問題になります。
仮眠をとれる状況であれば、10~15分程度、眠ることを試しましょう。最近では、昼寝用のまくら、グッズも入手できるようになりました。午後から会議があるときに試してみてください。
注意点として、20分以上になると目覚めが悪くなります。そのため、寝過ごさないようにスマホでタイマーをかけておきましょう。
仮眠前にカフェインを含んだ飲み物を摂取すると、目が覚めたころに覚醒効果が出現するので効果的です。