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睡眠時間が足りていないときに起きる症状とは
睡眠不足とは

一般的には寝不足とも呼ばれています。十分な時間、眠っていないために、活動時間帯に眠気、頭痛、倦怠感などが生じるものです。
頭がボーっとする、集中力の低下があるため、仕事、勉強が捗らない、ミスが多くなるなど、深刻な問題を引き起こします。
最近では、夜遅くまでスマホを使う方で、睡眠時間が少なくなっている方も増えています。
睡眠不足を疑う症状とは

- 通勤中、電車、バスの乗車中に、居眠りする。
- 仕事から帰ってから、ソファーで寝てしまう。
- 運転しているときに信号待ちにウトウトする。
- 仕事中にあくびが多い。
- 休日は昼近くまで寝てしまう。
- 朝、目覚まし時計がないと起きられない。
- やる気、気力が落ちている。
- 頭痛、吐き気が続いている。
睡眠負債とは
睡眠不足が少しずつ借金(負債)のように積み重なってしまうことを意味します。簡単に言えば、寝不足が続いて、生活の質の低下、身体や心の病気が発症しやすい状況です。
本人では自覚していないことも多いので、毎日の眠りについて注意を払う必要があります。
影響について
1.脳が休息できない
昼間に仕事、勉強しているとき、脳は活発に働いていますが、夜間帯には休息が必要になります。
寝不足の状態が続くと、記憶の整理ができない、また、物忘れが多くなる、思考力が低下するなど、悪影響です。特に、学習能力が落ちるため、仕事、勉強の効率が低下します。
2.疲れが取れない
さまざな臓器、筋肉など、生活しているときに働いていますが、細胞レベルにおいても、新陳代謝をするために、ホルモンが働いています。
十分に眠れていない状態が続くことで、翌日のリフレッシュ感がなくなり、老化が早まる原因にもなります。
どんな睡眠の異常があると、疲れが起きるか解説しています。
3.病気になりやすい
免疫力が低下するため、感染症に罹りやすくなります。かぜ、インフルエンザ予防にも、十分な睡眠時間をとることは大切です。
メタボリックシンドローム、糖尿病、高血圧などの生活習慣病の発症リスクも高くなります。これらの病気は、心臓、脳の病気の発症リスクを高くすることが知られています。
食欲に関係するホルモンへの影響もあることから、体重増加、肥満にもなりやすいことも問題となります。
睡眠時間の不足、不眠は、体重増加の原因になります。
4.メンタル面で問題となる
寝不足の状態では、些細なことで怒りっぽい、不機嫌になる、いらいら感が出るなど、精神症状にも影響します。
仕事上のミスが多くなり、慢性的な疲労があることから、精神的にも不安定でネガティブ思考になりやすくなります。その結果、うつ症状が出現します。
ストレスによる不眠、睡眠不足が続くと、うつ病の発症の危険があります。
どうすれば良いか?
生活の習慣の見直しをすることから始めましょう。学生の場合では、勉強時間の確保はもちろんですが、リフレッシュしていない状態では、頭が回らないので効率が落ちます。無駄な時間がないかを徹底的に探すことをお勧めします。
短時間の仮眠をとることで眠気が軽減します。
ビジネスマンの場合でも同様で、とにかく睡眠時間を確保するように努めることが大切です。30分だけでも早く寝る習慣にしてみましょう。
通勤時間が問題となっていることもあります。その場合は、仕事場近くに住むことも一案です。