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いびきの悩み解消なら岐阜駅近くの当院へ
いびきとは何か?
空気の通り道が狭くなった状態で呼吸するときに生じる音です。体内への酸素の取り込みが悪くなっている状態と言えます。
- 若い頃から、いびきをかく
- 最近、太ったので音が激しくなった
- アルコールを飲むと、いびきが大きい
いつ頃からいびきの音が気になるかは、さまざまです。最近では、睡眠アプリで自分のいびきを記録して、初めて騒音に気づく人も増えています。
原因について
肥満があると、大きないびきの原因となります。首周りがあるので、のどが詰まりやすいためです。
日本人に多い原因としては、小さい顎があります。特に下の顎が後退しているタイプ、「引き顎」があると要注意です。
その他、耳鼻科の病気として、蓄膿症(副鼻腔炎)、慢性鼻炎、鼻中隔彎曲症(鼻の骨が曲がった状態)があると、口呼吸になるので、いびきをかきやすいです。
・次の三つをチェックしてみましょう。
- 太っていますか?
- 小さい顎、引き顎になっていますか?
- 鼻・のどの病気はありますか?
・一つでも該当すれば、いびきの原因になっている可能性があります。
いびきを放っておくとどうなるか?
・ぐっすり眠れていますか?
眠っているあなたは気づきませんが、眠りが浅くなり、不安定な睡眠となります。その結果、昼間の眠気が生じることがあります。熟睡できていない状態が続くと、仕事の効率が落ちることや居眠り運転が起きやすいです。
・疲れていませんか?
大きないびき、無呼吸があると、疲労回復に必要な深い眠りが出にくくなります。最近、だるい症状があれば、医師に相談してください。
・いびきを放置すると病気の危険があります
眠りに問題があり、呼吸が止まる(無呼吸)が合併すると、睡眠時無呼吸症候群と呼ばれます。この病気は、高血圧、心臓の病気、脳梗塞の原因になるので、早目の治療が大切です。
同じ部屋で寝る人への影響はどうか?
音がうるさいので、寝付けない、熟睡できないといった不眠の症状が出ます。旅行に行くとき、一緒に住み始めたときなど、問題になります。
毎日のことですから、パートナーのストレスは溜まり、関係がギクシャクします。別の部屋で寝てほしいと言われたり、最悪の場合、同棲の解消や別れる原因にもなります。
仕事上の共同生活、宿直があるときは、同室の人から、「いびきがうるさい」、「眠れない」という苦情を受けます。意外に思われるかもしれませんが、入院中のいびきもトラブルになりやすいです。
一刻も早く、対策を始めなければなりません。
どの病院に行ったら良いか?
何科を受診すべきかという質問では、内科、耳鼻咽喉科が適切です。病院やクリニックのホームページを見て「睡眠時無呼吸」の診察を行っているという表記があれば、手掛かりになります。
日本睡眠学会のホームページには、専門医の一覧が掲載されています。いびきの悩みを解決できる病院を探すときに参考にしてください。
いつ病院にかかったらよいか?
眠っているときの酸素不足によって、病気になりやすい、さらに、眠りが浅くなるので、眠気への影響があります。居眠り運転になる前に病院を受診することを勧めます。
あなたのいびきの音で悩んでいるパートナー、職場の同僚、隣人との関係が悪くなる前に、すぐに行動を起こす必要があります。
プライベート、家庭、職場で迷惑をかける前に、今すぐ病院で治療しましょう。
どうやって病院で治療が行われるか?
息の通り道を広げてあげる治療を行います。病院から、CPAP機器と呼ばれる気道を広げる呼吸を補助するものをレンタルすることが多いです。CPAP治療と呼ばれています。
・激しいイビキで悩んでいるときは、CPAP治療が効果的です。
何をしても治らないというとき、どの治療法が最適であるか知りたいときは、睡眠の専門医に相談してください。
いびき対策のマウスピースはどこで手に入るか?
下顎が後退しているタイプでは、歯医者さんにお願いしてマウスピースを作ります。
薬局、通販で入手できる歯ぎしり防止のタイプ、アスリートが使う歯を保護するタイプとは異なり、下顎を前方に調整するタイプのマウスピースが必要です。
顎の形態と歯並びを考慮して作成すること、そして、調整が治療成功のポイントになります。そのため、睡眠歯科医など、マウスピースを作り慣れている歯科医師の診察を受けることを勧めます。かかりつけ医から紹介してもらうと良いです。
出典:日本睡眠歯科学会
手術を考えるときは?
鼻の病気(鼻中隔彎曲症、肥厚性鼻炎、副鼻腔炎など)、喉の病気(アデノイド・扁桃肥大など)、耳鼻科の病気が原因で、いびきが生じているときは、手術を考えます。
外来で施行できる耳鼻科的な治療法として、レーザー手術があります。ただし、上気道の閉塞部位の特定と睡眠時無呼吸の重症度を判断してから、治療を受けるべきか考えることが大切です。
いびき予防法
- 肥満にならないよう、適正体重をキープする
- アルコール摂取の習慣を控え、寝酒を止める
- 鼻づまりケアを行い、口呼吸を防ぐ