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どんな症状があるとき睡眠外来に行っていいの?
睡眠外来で何を相談できますか?
「寝ても疲れが取れない」「仕事中に猛烈に眠い」「いびきが大きい」といった、午前・午後・夜間のサイクルで起こる睡眠の悩みが、睡眠外来で相談できる対象です。
睡眠外来は単に「眠れない人」が行く場所ではなく、日中のパフォーマンスを下げている原因を医学的に特定し、睡眠の問題を解決することで、生活の質の向上と健康の増進のお手伝いをする専門医療機関です。

岐阜市の阪野クリニックでは、睡眠時無呼吸症候群、不眠症、過眠症(ナルコレプシー)、概日リズム障害、さらには、むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害など、さまざまな睡眠障害の種類を対象として専門的に診断します。

「これくらいで相談してもいいのか?」と迷う必要はありません。子どもから高齢者まで、眠りに関する悩みについて幅広く対応しております。
音声メディアで気軽にお聴きください↓
朝・午前の症状チェック
「朝の不調」は夜間の睡眠の質が低下しているサインです。単なる夜更かしや疲れではなく、睡眠時無呼吸症候群や睡眠リズム障害が隠れている可能性があります。
- アラームを何度止めても起きられず、遅刻する
- 起きても頭がぼーっとして、目が覚めない
- 午前中は頭が働かず、簡単なミスや物忘れが増えた
- 「体がだるい」「熟睡した感じがない」が毎朝続く
- 朝、頭痛・頭重感があり、数時間で消える
- 起床時に口が渇いている、または喉が痛い
注意してほしいのが「朝の頭痛」です。これは睡眠中の呼吸が不安定になっているときに起きている可能性があり、閉塞型睡眠時無呼吸の症状のひとつです。「歳のせい」「低血圧だから」と放置せず、睡眠関連頭痛があれば、睡眠専門医に相談してください。

朝起きられないという症状は、体内時計が後ろ向きにずれる「概日リズム睡眠障害(睡眠相後退型)」のサインである場合があります。この睡眠障害は怠けの問題ではなく、適切な診断と治療で対処していく必要があります。
睡眠相後退型症候群による起床困難は中学生・高校生に多く見られる問題ですが、成人にも起こります。
昼・午後の症状チェック
昼間の耐えがたい眠気は睡眠障害のサインです。午後の眠気をカフェインで解決しようとしても効果がない場合、ナルコレプシーや特発性過眠症、あるいは睡眠時無呼吸症候群による睡眠の質の低下が原因である可能性があります。
- コーヒーを飲んでも、午後になると強烈な眠気に襲われる
- 会議中・授業中・運転中に、我慢できない眠気がくる
- 居眠りを注意されたことがあり、寝落ちがある
- 頭が働かない、熟睡した感じがないことが毎朝続いている
- 昼夜問わず、突然眠り込んでしまう
- 車の運転事故を起こしてしまった
「運転中に眠気を感じたことがある」と答えた方には、早急な受診をお勧めします。交通事故のリスクが高くなるというデータがあります。眠気は「気合いで乗り越えるもの」ではなく、「治療で解決していくもの」です。

10代の頃から寝不足がないのに日中の居眠り回数が多く「短い仮眠(5~15分程度)でスッキリする」という特徴は、ナルコレプシーが疑われる徴候です。一方、もともと睡眠時間が長くして、長時間眠っても眠気が取れない場合は特発性過眠症が疑われます。どちらも、診断には反復睡眠潜時検査(MSLT)が必要であり、日本睡眠学会認定施設でしか受けられない検査です。当院では過眠症の精密検査を実施しています。
夜間・就寝中の症状チェック
夜間の症状は「ご本人が気づかない」ものが多く、パートナーや家族の観察が診断の鍵になります。本人および同室で寝ている人の視点でチェックしてください。
【本人用】自分で感じている症状
- なかなか寝付けない
- 夜中に何度も目が覚める。そのたびにトイレに行く
- 明け方に目が覚めて、それ以上眠れない
- 夕方から夜にかけて、脚がむずむずして眠れない
- 眠りが浅い感じがする。熟睡できた記憶がない
【家族・パートナー用】寝ている姿を見て気になること
- いびきが大きい。いびきが途中で止まって、また始まる
- 寝ているときに、大声を出す・怒鳴る・腕や足を激しく動かす
- 寝ながら歩いたり、何かを食べたりしている(本人は翌朝覚えていない)
- 寝言がひどく、まるで会話が成立しているほど喋っている
- 息が止まっていることがある。苦しそうに見える
「家族用リスト」に1つでも当てはまる場合、 ご本人は自覚がなくても深刻な睡眠障害が隠れている可能性があります。

パートナーや家族が受診を促してあげることが、早期発見のきっかけになります。
精神科・内科・耳鼻科・睡眠外来:迷ったらどれ?
睡眠に関する病気は、さまざまな診療科において診察されています。次に、向いているケースについて、以下にご紹介します。
| 受診先 | 特徴 |
|---|---|
| 睡眠外来 | いびき、無呼吸、眠気、不眠、寝言、睡眠リズム異常の原因を専門的に調べて治療を受けたい。 |
| 精神科・心療内科 | うつ・不安障害、こころの病気、心理的なストレスが関わっている不眠、睡眠異常を相談したい。 |
| 一般内科 | ひとまず話を聞いてほしい。睡眠の専門施設・大学病院への紹介状を書いてもらいたい。 |
| 耳鼻咽喉科 | 扁桃肥大・鼻炎など、構造的な原因でいびきが起きているときにCPAP治療、手術を相談したい。 |
当院は「どこに行けばいいか分からなかった」という方の最初の相談窓口として、診断と必要に応じた診療科と連携して診療を行っています。
「眠りの問題は、まずここへ」という、睡眠のよろず相談ができる位置づけです。
初診でいくらかかるのか?
初診料と基本的な問診と診察を含めて、3割負担の方で2,000〜4,000円程度です。
当院では、初めての診察を受けるときは詳しい問診と必要に応じた簡単な検査(血圧測定、身体診察、血液検査、自宅で行う睡眠時無呼吸のスクリーニング検査など)を行います。
睡眠外来は「自由診療(保険外)」ではなく、健康保険が適用されますので、ご安心ください。
「まず話だけ聞いてもらいたい」でも大丈夫なのか?
「検査を受けると決めていなくても、まず相談だけ」という受診はまったく問題ありません。
初診では、あなたの症状を聞き取り、「どんな検査が必要か」「どんな治療が考えられるか」という方向性を一緒に考えます。「今すぐ検査を始めなければならない」ということはありません。

受診に際して準備していただくと役立つことは以下の通りです。
- いつ頃から、どんな症状が出ているかをメモしておく
- 現在服用中の薬(お薬手帳)を持参する
- パートナーや家族に「寝ているときの様子」を確認しておく
- 仕事・生活リズム・寝室の環境を振り返っておく


