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不眠・睡眠不足が体調に及ぼす影響
体調不良があるなら睡眠の問題かも?
体の具合が良くない理由には、さまざな種類があります。その中でも、睡眠の影響を軽くみてはいけません。
24時間社会となり、夜型の生活が増えています。忙しい生活環境になっており、慌ただしい毎日が続きます。そんな状況下で、十分な睡眠をとっていない人が増えています。子どもの場合でも、受験対策のため寝不足になりがちです。
「体調不良かな?」と思ったときに知っておきたい睡眠の重要性について、解説します。
原因として多い睡眠不足
睡眠には脳と身体を休息させる作用があります。さらに、記憶の固定、自律神経の働きを安定させる作用があります。ぐっすり眠ることで、疲労の回復とストレスへの耐性が得られます。
普段から十分な睡眠時間をとっていない生活が続くと、日中の眠気、集中力の低下が発生します。さらに、自律神経の調節が乱れるので、さまざまな身体症状が現れます。疲れを感じることが多くなり、体調不良を自覚するでしょう。
寝不足が続くと、免疫力が落ち病気にかかりやすくなります。感染症に抵抗するための免疫担当細胞が減少するためです。そして、体調が回復するのに時間がかかります。
出典:Lack of sleep: Can it make you sick? – Mayo Clinic
毎晩、少ない時間でも寝不足が積み重なっていくと、不足した睡眠時間を取り戻せない状況になります。睡眠負債と呼ばれる概念ですが、本人が気づかないうちに体に負担がかかります。睡眠負債は、体調不良の原因の一つとして知られています。
仕事のストレスが理由になって、寝不足になっている人もいます。はたらく人が、帰宅後も仕事のことが頭から離れなくて、眠れないという事例も多いです。
女性ではどんな場合に、寝不足になることがありますか?
若い世代では、産後、育児中に十分な睡眠がとれないことが多いです。赤ちゃんの夜泣きのため、一晩に何度も目が覚めることも寝不足の要因になっています。加齢にともなって、更年期になると不眠が多くなります。
不眠の影響について
夜寝付けない、途中で目が覚めてしまう、朝早く目が覚める、浅い眠りで十分眠った感じがしないなどの症状が続くと、体調不良が起きます。
どのような症状が出現しますか?
倦怠感、意欲が湧かない、仕事に集中できない、抑うつ、頭が重い、めまい、食欲が落ちるなど、多彩な症状が出現します。
対処法について
十分な睡眠時間をとり、規則正しい生活リズムを保つように心掛けましょう。睡眠不足になってから体の調子が良くないと分かっているなら、寝て治すことが大切です。
症状が改善しないときは、睡眠の質が低下している可能性があります。何らかの睡眠障害が、あなたが気づかないうちに体の不調を引き起こしているかもしれません。
メンタル面への影響が大きい場合は、医師から休職の診断書をもらって療養に専念するほうが良い場合もあります。病状の程度によっては、就労の継続が難しい場合があり、退職の診断書を用いて、職場に相談することも一つの方法です。
病院に相談するタイミングと言えるので、睡眠専門医の診察を受けること勧めます。