特発性過眠症のチェックシート
特発性過眠症のチェックをしたい方へ
昼間の過度の眠気で困っている人は、病院やクリニックに受診すべきか、迷っている方も大勢います。あなたが悩んでいる症状は、寝ても寝ても寝れる病気の可能性があるかもしれません。
日中の眠気が強く仕事や学校で居眠りが多くて、困っていませんか。
セルフチェックは、あなたの眠気が特発性過眠症による可能性があるか、病院を受診して精密検査を受けるべきか、大まかな見当をつけるのに役立ちます。
過眠症の確定診断を受けるためには、MSLTによる評価が必要であるため、必ず睡眠専門医の診察を受けてください。
1分間セルフチェック
各質問項目について、あなたの症状に該当する箇所にチェックを入れてください。
13ヵ月間以上、ほぼ毎日のように、日中に強い眠気に襲われて悩んでいる。
2夜間帯の睡眠時間について、10時間以上、眠る傾向がある。
3午前中、仕事あるいは勉強など、起きていなければならないときに、寝不足の感じがして眠気が生じることが多い。
4朝、目覚まし時計を使うか、あるいは家族に起こしてもらわないと、起床することができない。
5朝、目覚めても、1~2時間くらい、頭がボーっとしていて眠いので、何事にも動作が遅くなることが多い。
6昼寝あるいは仮眠の時間が、1日の合計で1時間以上ある。
7昼寝をしても、頭がスッキリしなくて、眠い。
8過眠の症状があるので、日中の集中力、記憶力、作業の低下など、日常生活に支障が出ている。
9会議に参加しているとき、過去に試験を受けているとき、大切な面談を受けているときなど、何とか起きていようと眠気をこらえていた経験がある。
10居眠りをすることが多いので、学校で担任から怒られたり、職場で上司に注意されたことがある。
11いつも眠気が続いている状況であるので、精神面(不安、怒りっぽい、イライラする)に影響している。
12自動車を運転しているとき、交通渋滞などで2~3分程度、停まると眠くなることが多い(※運転しない人は「いいえ」を選択してください)。
すべての質問に答えて、下記のボタンを押して下さい。
ただいま診断中です。
●●●あなたは、特発性過眠症のチェックテストに回答しました。
今回行ったセルフチェックの結果から、あなたが悩んでいる症状は、以下のようなことが考えられます。
診断結果
あなたの眠気は強く、日常生活に支障が出ている印象です。しかも、1日当たりの睡眠の合計時間が長い傾向です。
眠気の原因として、睡眠時無呼吸症候群、睡眠リズム障害、発達障害、パーキンソン病などの神経変性疾患、こころの病気、眠気を引き起こす作用のある薬などの影響が、除外できれば、特発性過眠症の可能性があります。
早急に最寄の睡眠専門医に相談することを勧めます。
眠気でお困りのようですが、あなたの眠気の原因として、特発性過眠症の可能性もありますが、ナルコレプシー、睡眠時無呼吸、不眠症、睡眠覚醒リズム障害など、他の睡眠障害および精神疾患の影響との鑑別が必要になります。
まずは、生活習慣の見直し(睡眠時間を十分にとり、就寝と起床時間を一定にする)をしましょう。あなたの睡眠の状況を、睡眠日誌に記録して下さい。
その上で、睡眠専門医の診察を受けて下さい。外来では、眠気の原因を調べていく必要があります。
昼間の眠気が問題になっていますか。現在のところ、特発性過眠症の典型的な症状に該当していない印象です。他の原因が影響しているかもしれません。
入眠と起床時間を整えて、十分な睡眠時間をとって下さい。アルコール、カフェイン、喫煙などの睡眠の質を低下させる習慣があれば、控えることを勧めます。
眠気の原因は、睡眠時間の不足、不規則な睡眠リズム、そして、睡眠の質の低下などで生じます。眠くなる原因について、思いあたるものがあれば対処しましょう。
まずは、睡眠衛生の徹底が大切です。そして、自分で眠りの状況を把握するために、睡眠日誌の記録は大切です。
生活習慣の見直しを2週間以上しても眠気が取れない場合は、睡眠専門医の診察を受けることを提案します。
現在の状況として、特発性過眠症の特徴に当てはまる項目が少ない印象です。睡眠の悩みの原因として、他の病気の可能性が考えられます。
あなたが回答した眠気に関する質問について該当するものがあり、心配である場合は、睡眠専門医に話を聞いてみることを勧めます。
※この簡易診断ツールは患者教育用のために作られたものです。そのため、診断テストの結果は過眠症の確定診断および自己治療を行うための根拠にはなりません。必ず医師の診察を受けてください。