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岐阜市で「むずむず脚症候群」の病院なら当院へ
むずむず脚症候群とは
むずむず脚症候群には、安静にして静かに横になったり座ったりしている状態で下肢に不快な感覚が出現し、夕方から夜間に症状がひどくなる特徴があります。
脚の不快な感覚を解消しようと、動かすと症状が軽くなります。
むずむず脚症候群の別名
・レストレスレッグス症候群
・下肢静止不能症候群
・ムズムズ脚症候群
・restless legs syndrome (RLS)
・ウィリス・エクボム病
原因について
むずむず脚症候群の原因として脳内のドーパミン機能異常が指摘されています。
2次性のレストレスレッグ症候群として、貧血(鉄欠乏)、甲状腺機能異常、ビタミン不足が指摘されています。
腎不全・透析患者にも合併します。妊娠後期に出現しやすい傾向もあります。
症状について
むずむず脚の症状として、虫が這うような感覚、むずむず感、ほてり感など、様々な表現があります。
「脚をじっとしていられない」と訴える方もいます。脚の不快感のため、不眠(入眠困難、中途覚醒)が生じます。そのため、安定した睡眠をとることができません。
眠っているときに、脚の違和感をなくそうとして、無意識に寝返りを打つことが多くなります。寝相が悪い原因の一つになります。
診断について
自覚症状の評価、問診により、むずむず脚症候群の診断基準に合致するかを調べます。
一般的には終夜睡眠ポリグラフ検査の必要はありません。
周期性四肢運動障害の合併の評価を行う場合、レストレスレッグ症候群の症状について見極めが困難な場合に、終夜睡眠ポリグラフ検査を行います。
ただし、2次性RLSの要因(鉄代謝・貧血の状態など)を調べるため、病院では血液検査を施行します。体内に蓄えられている鉄分の量をみるために、血清フェリチンという項目を測定します。
あなたの脚の症状がむずむず脚症候群の診断基準に合致して、血清フェリチンの低下があると、鉄不足が原因である可能性と判断します。
子ども、思春期の学生では、鉄不足がむずむず脚症候群の症状を引き起こしていることが多いです。そのため、小児において採血で鉄代謝を調べることは治療方針の決定に重要です。