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新型コロナウイルス感染症の情報を知りたい方へ
新型コロナウイルス感染症とは
コロナウイルスには、風邪を引き起こす原因としての風邪ウイルス(4種類)と重篤な呼吸器症状が出現する重症肺炎ウイルス(2種類)の2つのタイプがあります。
人だけではなく動物においても、感染症を引き起こすウイルスですが、過去に猛威を振るったSARS(重症急性呼吸器症候群)とMERS(中東呼吸器症候群)は、重症肺炎ウイルスが原因です。
中国の武漢市において、2019年冬季から流行が始まったコロナウイルス感染症は、重篤な症状を引き起こすタイプで、7つ目のウイルスと言えます。
従来から報告されているコロナウイルスが旧型とすれば、2020年に世界中で蔓延しているコロナウイルスは遺伝子配列の変化が確認されています。そのため、新型と呼ばれています。
新型コロナウイルス感染症は、COVID-19と名付けられています。日本国内において、感染が報告されています。2019年以降、ウイルスは変異を繰り返しながら、世界中においてヒトからヒトに伝播しています。
流行状況について
現在までの国内での発生状況を知るには、下記のサイトが役立ちます。
都道府県別の新型コロナウイルス感染状況 (出典:NHK NEWS WEB)
岐阜県での発生状況を教えてください。
岐阜県医師会の公式サイトが参考になります。
新型コロナウイルス感染症関連情報(岐阜県医師会)
新型コロナウイルス感染症は、中国で流行が始まり、その後、日本を含めたアジア各国、そして、米国、ヨーロッパにも感染が拡大しています。
原因について
新型コロナウイルスの感染経路は主に2つあります。
飛沫感染 | 接触感染 | |
---|---|---|
特徴 | 感染者の飛沫(くしゃみ、咳など)によって排出されたウイルスを、近くにいる人が吸い込み、上気道の粘膜に感染する。大勢の人が密集する会議場、駅、電車内など。 | 電車、バス、ドアノブ、部屋のスイッチなどに付着したウイルス(感染症から排出されたもの)に触り、その後、汚染された手で、自分の口、鼻に触れると感染する。 |
症状について
発病した初期の段階では、発熱、喉の痛み、咳が生じますが、中には、無症状のまま経過する場合があります。軽症の場合、1週間ほど、発熱、倦怠感、および呼吸器症状が続いた後、軽快します。
呼吸器症状が悪化し、息苦しさ、発熱が続き、肺炎に移行するものが、重症のタイプです。
新型コロナに罹患したときの睡眠障害とは
全身症状である発熱、悪寒、倦怠感、そして、咳、息苦しさ、喉が痛い症状などによって、不眠が出現します。新型コロナ感染症の初期には、何となく体に異変を感じて、夜、眠れないと感じる場合があります。
回復期になっても、長引く咳、体が熱い感じがして、眠れない状況が続く人もいます。実際に罹患後症状として生じた咳による不眠は多い印象です。
眠れない要因、不眠と不安の関係について、解説しています。
どんな人が重症になりやすいか
一般的に、基礎疾患を持っている方、そして、免疫力が低下している高齢者のときは、注意が必要です。
- 高齢者
- 糖尿病、心不全、呼吸器疾患の持病がある
- 透析を受けている
- 免疫抑制剤や抗がん剤を投薬されている
- 妊娠している
新型コロナウイルス感染症を疑うサインとは?
・発熱と呼吸器症状、倦怠感に注意する
下記のいずれかの条件に該当するときは、感染の疑いを考慮します。
- 息苦しさ、強いだるさ、高熱などの強い症状のいずれかがある
- 高齢者や基礎疾患がある人で、発熱や咳などの比較的軽い風邪症状がある
- 比較的軽い風邪が続く
・味覚または嗅覚障害を訴えることがあります。
どうすれば良いか?
発熱、咳、倦怠感などの症状がある方は、かかりつけ医などの身近な医療機関に電話で相談してください。
体調がおかしいと感じたら、体温を測定して経過を記録しておくことが大切です。
予防が大切です
手洗いを徹底することが大切です。アルコール消毒液が有効です。
咳、くしゃみが出るときは、マスクを装着し、接触感染を防止するために、咳エチケットを心掛けることが大切です。
十分な睡眠をとること、寝不足を避けることも大切です。
高齢者において、不要不急の場合は、できるだけ人混みの多い場所に出かけることを控えましょう。
ワクチンの種類と効果、予防接種の費用について。
コロナウイルスワクチンについて知りたい
2022年8月現在、新型コロナウイルスに効果のあるワクチンがあります。国内、および海外において、予防接種が始まっています。ワクチンの候補については、下記に情報があります。国内では、コミナティ筋注とCOVID-19ワクチンモデルナ筋注が承認を受けており、接種が許可されています。
ワクチン接種を受けた後に、どのくらい免疫があるか調べることができます。
治療薬について
新型コロナウイルスに効果がある薬として、アビガン(飲み薬)とレムデシビル(注射薬)があります。その中で、新型インフルエンザウイルスの適応があるアビガンという治療薬の効果が期待されています(現在、承認待ちの段階です)。
一方、レムデシビルは、米国で開発された抗ウイルス薬で、2020年5月7日、厚生労働省が国内で使用できるように、緊急承認しました。