幼児・小学生向けの睡眠異常を調べる簡易診断テスト
小児の睡眠障害を疑う症状とは
自分の子について、「睡眠の病気かもしれない」と疑っている養育者から相談を受けることがあります。
一般的に、眠りに関する症状は、入眠前、就寝中、そして、起床後に発生するものがあります。ぐっすり眠れない状況が続くと、日中の症状、精神と身体への影響がみられます。そして、成長と発達の問題が現れます。
子どもは、自分から症状を訴えることが少なく、困っていることをうまく伝えられないことがあります。特に幼児から小学生では、保護者が「眠りに関する異常」を早く見つけてあげることが重要です。
睡眠がおかしいと思ったときは、子供向けのセルフチェックを試してみましょう。
簡易チェックができます
お子様の様子、症状、成長と発達について、いくつかの質問をしますので回答をお願いします。
簡易チェックテストの所要時間は1分です。
このページにあるセルフチェックは、幼児から小学生までの子どもが対象です。
1寝る時間になっても、寝つきが悪く起きている。
2眠りに入ってから途中で目が覚めて、再び眠れない。
3ベッドから起き上がり歩く、悪夢を見る、寝ぼけて叫ぶことがある。
4大きないびきをかく。
5夜間の睡眠時間が7時間未満になっている。
6平日と比較すると、休日の睡眠時間が長く、起床時間が遅い。
7朝、起きられないことが多く、起床時の機嫌が悪い。
8日中、眠そうにしている。
9疲れている様子があり、元気がない。
10発育(身長と体重)が、同じ年齢の子どもより遅れている。
すべての質問に答えて、下記のボタンを押して下さい。
ただいま診断中です。
●●●あなたは「子どもの睡眠障害(幼児から小学生向け)のチェックテスト」に、すべて回答しました。
今回あなたが質問に答えた内容を総合して、考えられること、そして、アドバイスをお伝えします。
診断結果
眠りの問題があるときに出現しやすい症状について、複数の項目が該当しています。睡眠障害による影響が考えられます。
小児の睡眠障害には、さまざまなタイプがあります。場合によっては、2つ以上の病気が見つかることもあります。
最近では、発達障害(自閉症スペクトラム、注意欠陥・多動性障害)による眠りの異常も注目されています。
大人の生活リズムに影響されて、夜型の生活になっている家庭も少なくありません。ぐっすり眠れていないことで、情緒不安定、学習力の低下などが起きます。
詳しく原因を調べる必要があるので、医師の診察を勧めます。
簡易チェックリストを行ったところ、何らかの眠りの異常が考えられ、睡眠の病気が潜んでいる可能性があります。
睡眠不足や不規則な生活を送っていませんか。
まずは、毎日の就寝と起床時刻、途中で目が覚める時間帯を記録してみましょう。生活習慣の見直しが大切です。
十分な睡眠時間を確保して規則正しい生活を送っていても、症状が改善しないときは原因を調べる必要があります。近くの睡眠を診察している医療施設への受診を推奨します。
今回の簡易テストに回答された結果からは、典型的な「小児の睡眠障害」による症状には該当しない印象です。
アンケートの設問にない症状が出現していて心配であるときは、何らかの眠りの異常を考えなくてはなりません。自分の子どもの様子が気になるときは、最寄の小児科医に相談することを勧めます。
※このセルフチェックは「子どもの睡眠に問題がないか」に気づくための保護者向けの教育コンテンツです。小児において眠りの問題があるときに現れやすい項目を評価することで、睡眠障害の可能性を予測するものです。テストの結果は、医師による診断の代わりにはなりません。
子どもの眠りについて心配になったとき、成長と発達に問題があるとき、日中の症状があるときは、最寄の小児科医に相談してください。