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雇用時健診で調べる検査と測定項目は何ですか
雇用時健康診断の必要な項目について
どんな項目を調べていますか?
既往歴、自覚症状・他覚症状の診察、身体計測、尿・血液検査、生理検査などの11項目です。はたらく人を雇入れるときは、必ず実施します。原則として、健康診断項目の省略はできません。
・既往歴および業務歴の調査
・自覚症状および他覚症状の有無の検査
・身長、体重、腹囲、視力、聴力の検査
・胸部エックス線検査
・血圧の測定
・貧血検査(血色素量、赤血球数)
・肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
・血中脂質検査(LDL・HDLコレステロール、血清トリグラセライド)
・血糖検査
・尿検査(尿中の糖および蛋白の有無の検査)
・心電図検査
既往歴
今までに病院で治療や手術を受けたことがある病気が何かを書きます。医療従事者が聞き取ります。
※風邪や鼻炎などの軽い症状については、含みません。
業務歴
あなたの健康に影響する可能性がある職場にいる、仕事をしている場合、医師が記載する項目です。有機溶剤を取り扱う仕事、原発関連業務などがあれば、お知らせください。
自覚症状や他覚症状の項目
自分で感じている症状を書きます。気にある症状があればお知らせください。何もなければ「なし」と記載します。一方、他覚症状は、医師による診察による所見です。
身長・体重・腹囲の測定
病院において、医療従事者が計測します。
視力検査
5メートルほど離れたところから視力検査表を用いて調べます。
肉眼で見るときの「裸眼視力」と、眼鏡・コンタクトレンズありの「矯正視力」を測定します。
※コンタクトレンズを使用しているときは、容器をご持参ください。
聴力検査
1,000Hz及び4,000Hzについて、オージオメーターで左右の聴力を評価します。
聴力に問題がないか、あるいは、難聴の程度を調べることができます。
胸部エックス線写真
胸部(肺、心臓、脊柱、肋骨など)に異常があるか調べます。
当院では「直接撮影」で行っています。
血圧
収縮期と拡張期の血圧を測定します。
心臓病、脳血管障害など、心臓と動脈に関する病気が発症するリスクを評価するために行われます。
血液検査
決められた項目となっていますが、ときどき、会社が追加する場合があります。
尿検査
尿に含まれるたんぱく質、糖を調べることで、健康状態を調べます。
腎臓の病気、糖尿病の可能性などを評価します。
心電図検査
心臓の病気、不整脈の有無について調べます。安静時で標準12誘導の条件で記録します。