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希望の病院への紹介状を作成できます
病院の紹介状とは
医師があなたを診察した結果、他の病院、クリニックの診察が必要と判断して、紹介するときに渡す書類のことです。正式名称は、診療情報提供書です。もちろん、あなたの同意を得ることが条件となります。
- 近くの大学病院で精密検査と治療を受けたい
- 自分で悩んでいる症状を専門医に診てほしい
- 引越しするので治療を引き継ぐ病院を紹介してほしい
基本的に、希望の病院を指定することができるので、ご安心ください。
どんな内容が記載されているか
- 基本情報(氏名、生年月日、性別、年齢)
- 既往歴、アレルギー歴
- 紹介の目的(あなたが要望する内容を記載)
- 症状と治療の経過
- 検査の結果
- 薬の内容
紹介状をもらうには
「大きな病院で精密検査を受けたい」
「希望している病院の専門医に診てもらいたい」
あなたの希望を外来受付でお伝え頂ければ大丈夫です。
外来が混雑しているときなどは、紹介状の作成、添付する検査資料の準備がかかります。そのため、前日までに、電話で紹介状作成の依頼(希望する病院名と診療科、あなたの要望など)をして頂くと、当日、スムーズに運びます。
メリットについて
現在までの診療経過が分かり、目的が明示されているので、初診時の診察時間が短くなる利点があります。さらに、検査の重複を避けることができます。
費用面でも、メリットがあります。
200床以上の病院では、初診料、医療費以外の追加費用として選定療養費(実費負担)がかかります。しかし、かかりつけ医からの紹介状をすれば、選定療養費が免除されます。
紹介状の期限はどのくらいですか
仕事があって、すぐに紹介される病院に行けないけど、紹介状の期限はあるのかという疑問を抱く方がいます。いつまでに病院に行った良いかについてお答えします。
基本的には、なるべく早く次の病院に受診することを勧めます。特に、症状が治っていない場合、精密検査、治療が必要な場合は、放置しておくと、悪化することが心配です。
先延ばしにしていると、古い情報となってしまうので、初診と変わらない状況になります。先方の病院において、最初から検査が必要となることもあります。
転居、転勤などによって、別の紹介先のクリニックを受診するために紹介状をもらった場合は、すでに治療を受けており病状が落ち着き、薬が十分にあれば、慌てて受診する必要はありません。
費用について
紹介状の値段についての質問を受けることがありますが、会計時には、診療情報提供料という名目で、2,500円かかります。ただし、健康保険が適用されるため、3割負担の場合、自己負担額は、750円です。
ただし、診療所または病院が、患者の退院日の属する月あるいはその翌月に、別の保険医療機関などに対して、退院後の治療計画、検査結果などの必要な情報を添付して紹介を行うと、2000円が加算されます。その場合、紹介状にかかる費用は、3割負担の人で1350円になります。
その他、病状の聞き取り、その後の治療管理の計画などの確認があるので、診察料がかかります。行きたい病院があれば、外来で遠慮なくお伝えください。
その後について
かかりつけ医から紹介状をもらって、病院を受診した後は、専門性の高い治療を要するときは、紹介先の医師による診察が続きます。
病状が安定して、診療所レベルの診察で問題なしと判断されたときは、再び、かかりつけ医の診察を受けることが多いようです。これを、逆紹介と呼びます。
通常、紹介先の医療機関から「かかりつけ医」宛てに診療経過が記載された返信が郵送されます。