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新型コロナの不安による症状の特徴とは
新型コロナの不安で眠れない方が増えています
新型コロナウイルスが世界中で拡大している中、自分や家族が感染してないかと不安になってしまう気持ちが生じている人が多いと思います。
感染拡大を防ぐために、外出を自粛することが多くなり、自宅で過ごす時間が増えています。ニュースサイトを見て、不安がますます強くなることが、少なくありません。
その結果、不安感が寝るときにも影響して、不眠が問題となります。
どんな原因が不安となっているか?
新型コロナにかかると、病状が重くなり、命を落としてしまうのではないかという不安が、最も多い印象です。ニュース、広告にある、不安を煽るような文言に反応している方もいます。
仕事が在宅で行うようになったこと、企業の業績が悪化していることから、先行きが不透明である不安感があります。
働いている人の中には、減給、失業、倒産の問題について、心を痛めている方もいます。今後の生活が読めないことも一因となっています。
子どもがいる家庭では、教育の問題、特に勉強の進み具合、進路について、心配な気持ちが増えています。
女性の場合、妊婦が里帰りをどうするか、出産する病院をどこにするか、通勤のときに自分が感染しないかなど、家族の間では深刻です。
不妊の治療を継続しているときは、母体と胎児への影響が気になるので、延期すべきか、パートナーと一緒に悩むことが多いです。
どんな症状ですか?
誰でも、新型コロナに対する不安はありますが、病状が重い場合には、不安の程度が過剰に強くなる、心の持ち方が不安定になることがあります。
その結果、睡眠障害、身体症状が出現して、あなたの日常生活の活動に大きく影響します。
- 落ち着きがない、緊張がひどい
- 夜眠れない
- 集中力の低下
- 疲労感
- 手指の震え、発汗、動悸
不安が積み重なって、上記のような症状が出現すると、考える力も低下します。その結果、家事ができない、仕事ができないという状況になります。
特に、睡眠障害の症状が出現することが多く、ぐっすり眠れないことで、精神症状が悪化します。
- 寝つきが悪い
- 途中で目が覚める
- 眠りが浅い
上記の症状でお困りなら、睡眠専門医にご相談ください。
治療法について
不安による身体症状と睡眠障害への連鎖を断ち切るため、抗うつ薬、漢方薬などを用いて、気分を落ち着かせるような治療を行います。
眠れないときは、睡眠薬を処方して、寝つきを助けたり、途中で目が覚める症状が改善するようにします。
不眠があれば、医師に相談することが大切です。
予防法について
誰でも、新型コロナウイルス感染症への不安はあります。リラックスできるものを取り入れることを勧めます(例、ヨガ、瞑想、運動など)。
ニュース、SNSのチェックなど気になるところです。コロナ関連の情報収集については、デマに惑わされないように、信頼あるサイトに絞って見ること、そして、閲覧回数を決めることを試してください。