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健康診断を受けて再検査を受ける必要があるとき
健診結果に再検査というコメントがあったとき
健康診断の結果に書いてある再検査とは何ですか?
測定した検査値が一過性の変動かどうか、それとも異常であるのか、もう一度、同じ検査を行って確認することです。二次検査とも呼ばれています。
健康診断の再検査とは
健診では、血液検査、尿検査、血圧測定、心電図検査など、さまざまな項目を調べます。
健康診断を受けるときに、食事、生理、緊張などの要因があると、通常のコンディションなら問題ないのに、計測した数値が変わることがあります。
再検査では、測定値が一時的な変動であるか、身体による異常であるか確認します。
事業の管理者は、労働者が健康診断で再検査あるいは精密検査の判定を受けたときは、病院に受診するよう勧める必要があります。
出典:健康診断結果に基づき事業者が講ずべき措置に関する指針 – 厚生労働省
再検査になる要因
健診前の脂肪、蛋白、糖分の過剰摂取
血液検査で、中性脂肪、LDLコレステロールの数値が上がります。空腹時で採血しないと、血糖が高くなることもあります。尿検査の糖、蛋白も陽性と出ることがあります。
生理
月経による影響で、尿検査の測定項目が陽性になることがあります。月経終了後4日以降に再検査をする必要があります。
緊張
血圧、心拍数、心電図の結果に影響します。ストレスによる血圧と脈拍の上昇、それに伴う心電図変化があります。
再検査と精密検査の違い
健診結果を報告してから、「精密検査とはどう違うのか」という質問を受けることがあります。
再検査は健康診断で異常な数値が出た場合に、もう一度、本当に身体異常によるものかを確認するために行います。
一方、精密検査は異常値がどのような原因によって引き起こされているのか、そして、治療が必要なのかを確認するために行います。
判定 | 目的 |
---|---|
再検査 | 一時的な変動か、身体異常であるか確認する |
要精密検査 | 原因を調べて、治療が必要かを調べる |
どこで再検査・精密検査を受ければよいか
一般的には、自分が診察を受けたい病院、クリニックを選ぶことができます。ただし、会社によっては、指定の病院に受診するよう指示があるときもあります。
近所にあるクリニックに健康診断の結果を持って行き、「再検査を希望したい」と伝えれば良いです。一方、大きな病院で診察を受けたい方は、かかりつけ医に紹介状を書いてもらいましょう。紹介状なしの場合、料金が余分にかかることがあるからです。
いずれにせよ、結果が出たときは、放置せずに早めに医療機関を受診することが重要です。あなたの健康を守るためにも、検査結果を無視してはいけません。
費用の負担について
健康診断は保険適用外ですが、再検査、・精密検査の判定が出て、病院で診察を受けるときは、保険証を使うことができます。
費用負担は会社によって対応が異なりますので、会社の担当者に聞きましょう。