- ホーム
- 警視庁の警察官採用に必要な健康診断書
警視庁の警察官採用に必要な健康診断書
警視庁採用試験の後に受ける健康診断について
都道府県の警察官の選考試験に必要な健康診断を行っている当院では、警視庁に就職したい受験者が来院されています。当院は、警視庁の共同試験で、愛知県、長野県などが地元である受験者の健診にも対応しています。
診断書をお急ぎの方、ご用命ください。
指定された期日に遅れないないように、都警察の本部によって決められた診断書を提出する必要があります。
健康診断書とは
警察官としての「教養、訓練に耐えられる健康状態であるか」を、医師が診察を行って、医学的に証明するものです。警視庁の健康管理本部が指定する診察項目と検査を病院で受けていただき、診断書を完成します。
試験翌日から10日以内に診断書を投函する必要があります。
測定結果で異常があると再検査の結果を添付しなければなりません。そのため、少しでも早く病院を受診することを勧めます。
検査項目
詳しくは、都警察の本部が通知される文書をご覧ください。例年、行っているものから、想定できるものを説明します。
1.問診
現病歴、既往歴、健康診断で異常があったものを、確認します。
循環器系、呼吸器系、感覚器系、消化器系、腎・尿路系、内分泌・代謝系、血液系、精神神経系、骨・筋・関節・運動系、皮膚・泌尿器系、感染症、アレルギー
2.診察、身体測定、検査
健診項目 | 内容 |
---|---|
身体測定 | 身長、体重 |
視力検査 | 裸眼と矯正視力 |
聴力検査 | 1000Hz(30db)、4000Hz(25db) |
尿検査 | 蛋白、潜血、糖 |
血液検査(※) | 白血球数、赤血球数、血色素量、 ヘマトクリット、血小板数、 GOT、GPT、γGTP、 HDL・LDLコレステロール、 中性脂肪、血糖、HbA1c、尿酸 |
胸部X線写真 | 直接撮影 |
※採血時間(空腹時、食後)を明記する。
色覚検査について
石原式色覚検査表Ⅱ 国際版38表を用いて、異常がないかを調べます。38箇所あります。受験者が読んだ数字を、正読、誤読に関わらず、数字表に記載します。色覚検査表と呼ばれる書類です。
再検査が必要な場合
いくつかの項目について、警視庁健康管理本部が定める条件をクリアしないときは、再検が必要になります。
項目 | 再検査の内容 |
---|---|
聴力検査 | 1000Hz(30db)、4000Hz(25db)で 聴取不可なら、オージオグラムの結果を添付。 |
色覚検査 | 誤読があると、パネルD-15検査を施行。 |
尿検査(※) | 陽性の項目があれば、再検査する。 尿糖が再検査でも陽性なら、 糖負荷試験を実施。 |
血液検査 | GOT、GPT80以上、γGTP100以上なら再検。 再び異常値なら、腹部超音波検査、 肝炎ウイルス検査(B型、C型)を実施。 |
※尿検査について、健診が近いときは、高蛋白食の摂取、運動を控えることが大切です。
警視庁が送付する診断書に再検査の結果を書いて、お渡しすることができます。必要に応じて、再検査のデータを添付します。
パネルD-15検査はどの医療機関で受けられますか?
色覚の異常を詳しく調べるための専門的な検査であるため、通常の内科クリニックでは対応できません。そのため、パネルD-15検査を実施している眼科で受けていただく必要があります。
注意事項
診断書に、前もって写真を貼ることを忘れないでください。
視力検査で、裸眼視力が0.6未満であると、矯正視力1.0以上が要求されます。そのため、眼鏡、コンタクトレンズの調整を済ませておくことが良いです。検査当日に、規定視力に達しないと、診断書の完成が遅れます。
健診にかかる時間
現病歴、既往歴の聞き取り項目が多いこと、色覚検査があること、そして、血液検査があるため、1時間かかります。十分なスケジュール調整の上、ご来院ください。
費用とお支払い
料金:11,550円(税込)
当日、現金での支払いをお願いします。
<診断書が完成する日>
健診を受けた翌日の夕方には完成します。
翌日が水曜日、週末のときは、下記ルールが適用されます。
金曜日、土曜日 → 月曜日午後
火曜日 → 木曜日午前