- ホーム
- 海外派遣の健康診断に必要な項目とは
海外派遣の健康診断に必要な項目とは
最終更新日
海外派遣労働者の健康診断とは
企業のグローバル化にともない、海外で勤務するビジネスマンが増加しています。
渡航先で体調を崩すことなく仕事ができるか、派遣前に健康状態についてチェックする必要があります。同時に、帰国後に海外生活が続いたことで、体調に異変がないか評価をします。
企業は、6ヶ月以上海外で勤務する人を対象として、渡航時と帰国時において、健康診断を実施しなければなりません(労働安全衛生規則第45条の2)。
健診の目的について
慣れない海外での生活が始まると、環境の変化、食習慣の違い、仕事の方法など、さまざな要因がストレスになることがあります。そのため、渡航前に健康状態を把握することで、病気の発症を防止することが目的となっています。
さらに、帰国後は、派遣中に発症した病気の発見、生活習慣病、感染症があるかを確認することが目的です。
当院では、アジア、中近東の国々、北米、南米、オーストラリア、ヨーロッパなどに派遣されるビジネスマンの健康診断を行っています。
検査項目
必ず実施しなければならない項目
- 既往歴及び業務歴の調査
- 自覚症状及び他覚症状の有無
- 身長、体重、腹囲の測定、視力、聴力の検査
- 胸部エックス線検査及び喀痰検査
- 血圧の測定
- 貧血検査
- 肝機能検査
- 血中脂質検査
- 血糖検査
- 尿検査(蛋白と糖)
- 心電図検査
医師が必要と判断したときに実施する項目
- 腹部画像検査(胃部エックス線検査、腹部超音波検査)
- 血中の尿酸の量の検査
- B型肝炎ウイルス抗体検査
- 胸部エックス線検査及び喀痰検査
- ABO式およびRh式の血液型検査(派遣前)
- 糞便塗抹検査(帰国時)
省略できる項目
身長:20歳以上のとき
喀痰検査:胸部エックス線検査で問題がないとき
所要時間について
来院後、問診票の記入、血液検査、生理検査、身体測定など、検査と計測にかかる必要な時間として、1時間です。外来が混雑しているときは、もう少しかかります。
費用について
9,900円 (税込)
上記は必須項目のみの料金です。
会社独自の追加項目があるときは、見積もりをいたしますので、お問い合わせください。
当院は、適格請求書発行事業者の登録を受けています。インボイス制度に対応した請求書と領収書を発行できます。