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花粉のアレルギー反応によって喉に現れる症状
花粉症でよくある「のどの症状」とは?
花粉症では、のどにかゆみ、イガイガ感、痛み、乾燥、かすれ、異物感など、さまざまな症状が現れます。なぜなら、植物の花粉がのどの粘膜にくっついて、局所の免疫反応によってヒスタミンが分泌されるためです。
春に飛散するスギやヒノキ花粉は粒子が細かく、口やのどに入りやすく、症状を悪化させやすい傾向があります。風邪と異なる点として、発熱や強い喉の痛みは伴わないことが多いです。
たしかに、典型的な季節性のアレルギー性鼻炎では、鼻水、鼻づまり、くしゃみが多いですが、その他にも、花粉症で咳が止まらない、喉がイガイガする症状で悩んでいる人が少なくありません。
出典:アレルギーポータル
のどの症状が花粉症かどうか見分ける方法
花粉症によって引き起こされる「のどの不快感」は、風邪やウイルス感染と区別が必要です。花粉症では、のどのかゆみ・イガイガ感が中心です。一般的な上気道のウイルス・細菌による感染症と比べると、発熱やのどの強い痛み、膿性の痰はみられません。
もし、同時期に新型コロナが流行している場合は、鑑別するため外来で迅速キットで確かめることを勧めます。

くしゃみや鼻水、目のかゆみなどの他のアレルギー症状を伴うことが多いので、この点は、時期的に花粉の飛散と重なると判断するための材料になります。のどの症状が長く続き、特定の季節に繰り返されるときに、花粉症が疑われます。
春先に黄砂が飛来しているときがあります。そのときは、喉の痛みとイガイガが悪化することが知られています。黄砂アレルギーと花粉症の併発の場合もあるのです。
花粉の種類による違い
花粉症の原因となる植物には春のスギとヒノキ、夏のカモガヤ、イネ科、そして、秋のブタクサ、ヨモギなどがあります。それぞれ飛散時期や症状に違いがあります。

スギとヒノキ花粉による症状は、のどのかゆみやイガイガを訴える人が多いのが特徴です。一方、ブタクサやカモガヤは夏、秋に飛散し、のどの痛みや咳に悩むケースが見られます。どの花粉が原因かを知ることで、症状の予測と対策が立てやすくなります。
セルフケアについて
花粉症が引き起こすのどの症状(イガイガ感、痛い、かゆい)を和らげるには、花粉の侵入を防ぎつつ、のどの保湿を行うことが大切です。

外に出かけるときはマスクや眼鏡をかけて、自宅に戻ったときはうがいや洗顔で花粉を洗い流しましょう。のどがガサガサしていませんか。加湿器の活用で部屋の乾燥を防ぎ、のどの粘膜を守ってあげることも効果的です。
出先で困ったときは、はちみつ入りの飲み物や、市販の「のど飴」なども、手軽な対策です。
薬による対処について
セルフケアで治らなくて、のどの症状がつらい場合は、医師の診察を受けましょう。花粉症の診断が確定されると、処方薬による対処が受けられます。

抗ヒスタミン薬は、上気道のかゆみや腫れ、鼻水などアレルギー反応を抑える働きがあります。ただし、副作用として眠気が問題になることがあるので、昼間に眠くなりにくい抗アレルギー薬を選びましょう。
毎年、同じ時期に花粉の飛散時期と重なって、のどの症状が強く長引くときは、舌下免疫療法も選択肢となります。
何科に受診すれば良いか?
花粉症によるのどの症状が中心の場合は、まず耳鼻科の受診が適切です。耳鼻咽喉科では、のどの状態を見て、アレルギー検査や適切な薬の処方ができます。
その一方、目のかゆみや充血などが強く出ている場合は、眼科での診察も併せて考えてもよいでしょう。症状が複数の部位にわたる場合は、どちらか一方を受診後、必要に応じて紹介を受ける形も良いです。
上気道の症状が複数あって「風邪か花粉症かわからない」ようなケースでは、内科への受診を勧めます。アレルギー検査で調べることができます。


