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健康診断と人間ドックの違いを知りたい方へ
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健康診断とは
労働安全衛生法という法律が定めているもので、職場が責任を持って健康診断を実施しなければなりません。そして、働く人は健康診断を受けることが義務となっています。
一般健康診断と呼ばれもので、仕事を始めるとき、そして、入職してからの健康状態に問題がないか、勤務によって、病気が発症していないかなどを調べることが目的です。
検査項目も決まったものを行います。その意味で、法定健診とも呼ばれています。ただし、年齢に応じて検査項目で省略できるものもあります。
人間ドックとは
病気の予防、より健康で生活の質の高い状態で人生を送るために、医師の診察と検査を受けるもの、人間ドックと呼ばれています。
生活習慣病のチェックのほか、がん、心臓の病気、脳血管障害などの病気を早い段階で見つけるための検査が追加されていることが多いです。
その分、検査項目が増えること、そして、画像診断(CT検査、MRI検査、内視鏡検査、超音波検査、PET検査など)が追加されることが多いです。血液検査の項目についても、オプションによって、がん腫瘍マーカーなどを選ぶことができます。
その結果、病気を早く発見できるメリットがあります。どちからというと、オーダーメードで内容を組み立る「任意の健康診断」という考え方です。
健康診断と人間ドックの比較について
健康診断 | 人間ドック | |
---|---|---|
目的 | 働く人の健康状態を評価する | 病気の予防と早期発見 |
検査項目の種類 | 法律で決まっている | 自由に選べる |
検査項目の数 | 少ない(15項目くらい) | 多い(上限がない) |
費用負担 | 企業が支払う | 個人 |
料金 | 10,000円程度 | 20,000円以上(内容による) |
受診後について | フォローが少ない | フォローが充実している |
人間ドックは任意項目が多いので、オプションによって、金額が高くなります(全額自己負担)。病院によって提供するメニューが異なります。画像診断が追加されると、30,000円~100,000円程度が相場となっています。
企業が、働く人のために福利厚生として、人間ドック(任意の健康診断)を受けさせることがあります。要件を満たすと、福利厚生費となります。