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膀胱炎の診察をする病院を探している方へ
膀胱炎とは
膀胱炎は、細菌が尿道から感染して膀胱の粘膜で増殖して炎症を引き起こす病気です。女性の尿道は男性と比較して短く、尿道口が肛門や腟に近接しているため、尿道から細菌が侵入して膀胱内で繁殖しやすい背景があります。
原因について
大腸菌などの細菌感染が主な原因です。
長い時間、トイレを我慢したり、体調不良、疲労感、風邪による免疫能の低下があったりすると、細菌が増殖しやすくなり、膀胱粘膜に炎症が生じます。
症状について
外来でよく相談を受ける症状は次のようなものです。
- 排尿時の痛み(尿の終わり)
- 何度もトイレに行きたくなる(頻尿)
- トイレに行っても尿が残っている感じ(残尿)
その他、尿が白く濁ったり、血が混じったりすること(血尿)もあります。
通常、発熱することはありませんが、発熱が合併する場合は、腎盂腎炎や前立腺炎の可能性が考えられます。
出典:日本泌尿器科学会
外来で行う検査と診断方法は?
病院では、まず尿検査を行います。尿検査では、白血球増多、尿混濁を確認します。起因菌を特定するために、尿細菌培養検査を施行することもあります。そして、検査所見と臨床症状を総合して、膀胱炎と診断します。
何科の診察を受ければよいですか?
泌尿器科あるいは内科です。
治療法について
抗生物質を用いた薬物療法が中心になります。尿路感染症に多い大腸菌に有効なニューキノロン系、セフェム系の抗生物質、ST合剤などの抗菌薬を、5日間、継続して服用します。
排尿痛が我慢できない場合は、漢方薬を併用することもあります。多めに水分摂取して頂き、細菌を排出しやすくすることも大切です。
市販薬を飲んだけど効かない場合は?
薬局で購入できる膀胱炎対策の市販薬には、抗生物質が含まれていません。一般的に、市販薬は、漢方薬、生薬を含んだものから構成されています。症状が良くならないときは、医師による診察を受けてください。
痛みを和らげる漢方薬はありますか?
五淋散、猪苓湯などの漢方が、排尿痛に対して、保険適応があります。
予防法について
- 水分を多めにとる
- 排尿を我慢しない
- 過労、睡眠不足、ストレスを避ける
- 陰部を清潔に保つ
あなたの症状を解消します:予約不要
我慢しないで、医師の治療を早めに受けましょう。
女性でトイレが近い、排尿してから違和感がある、局所が痛いなど、尿路感染症(膀胱炎、尿道炎)の症状でお困りの方、外来で診察いたします。
当院では、抗生物質による治療を行っています。