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子宮頸がん予防を目的としたワクチンについて
子宮頸がんワクチンとは
子宮頸がんは、子宮頸部(子宮の入り口付近)に発症する癌です。原因として、分かっているものは、ヒトパピローマウイルス(HPV)です(約15種類あると報告されています)。一般的に、性的接触によって、感染します。
HPVに感染した場合、多くの人は症状がないまま、経過します。しかし、ウイルスが持続して子宮粘膜に感染することがあり、その場合、細胞の異形成、上皮内がん、さらに、数年の経過により、子宮頸がん(浸潤がん)が発生する危険があります。
ヒトパピローマウイルスの感染を予防することで、子宮頸がん発症を防ぐ目的です。
ワクチンの効果
子宮頸がんの原因の50~70%は、HPV16型と18型です。これらの、持続感染を予防することができます。ただし、すでにHPVに感染している細胞から、HPVを排除する効果はありません。そのため、初めての性交渉を経験する前にワクチンを接種することが大切です。
ワクチン接種を考える年齢とは
9~10歳以上の女性であれば、子宮頸がんワクチンを打つことができます。ただし、定期予防接種に指定されているので、小学校6年生~高校1年生に相当する年齢の女性であれば、自治体の助成を受けることができます。
サーバリックスとガーダシルの違い
サーバリックス | ガーダシル | |
---|---|---|
接種対象年齢 | 10歳以上の女性 | 9歳以上の女性 |
予防できるHPVの種類 | 16型、18型 | 6型、11型、16型、18型 |
効能と効果 | HPV16、18型の感染に起因する子宮頸癌の予防 | HPV6、11、16、18型の感染に起因する子宮頸癌と尖圭コンジローマの予防 |
接種回数 | 3回 | 3回 |
接種間隔 | 初回、1ヶ月後、6ヶ月後 | 初回、2ヶ月後、6ヶ月後 |
ワクチンの副作用について
最も多いものが、注射した部位の痛み、発赤、腫脹です。その他、全身症状として、疲労感、筋肉痛、頭痛、そして、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸症状、関節痛などがあります。
費用について
接種料金:16,200円(税込)
現在、子宮頸がんワクチンの受付を中止しております。