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インフルエンザ予防接種後の入浴やシャワーは大丈夫?
公開日
インフルエンザ予防接種後に風呂に入るとどうなる?
インフルエンザ予防接種を受けた後、いつから入浴しても良いか、知っていますか。毎年、ワクチン接種の時期になると、問い合わせを受けることが多い質問の一つです。
湯舟に入っても問題ないか、シャワーはどうなのか、サウナ、岩盤浴の場合はどうかなど、さまざまな質問が多く寄せられます。このページでは、インフルエンザ予防接種と風呂に関する疑問と回答について、詳しく解説します。
当日の入浴は問題ないか?
インフルエンザワクチンを打った後、お風呂に入っても問題ありません。もちろん、シャワーも可能です。
どんな注意点がありますか?
ワクチンの注射を受けたから、直後に入浴することを避けてください。
少なくとも1時間以上は、ワクチン接種後の経過観察として、体調に問題がないか様子をみる必要があるからです。これは、即時型アレルギーが起こり得る時間帯を経過しても、異変がないことを確認する意味もあります。
脱水を引き起こすような高温の湯につかること、そして、長湯を止めてください。
同様に、インフルエンザ予防接種を受けた後に、脱水を引き起こすようなサウナ、岩盤浴は、ワクチン接種の当日は中止するほうが無難です。なぜなら、脱水によって体調が変化して、副反応が出る可能性があるからです。
他の注意事項として、体を洗うときに、ワクチン接種部位を強く擦ることを止めてください。ワクチン接種を受けた腕の接種部位の肌をゴシゴシ洗うと、腫れの原因になります。
そして、最後に大事なことは、湯冷めしないようにしましょう。
子どもの場合
小児がインフルエンザワクチンを受けた後に風呂に入るときに、養育者が知っておきたい注意点は次の通りです。
注意事項 | 具体的な内容 |
---|---|
ワクチン接種後の時間経過 | ワクチンの注射を受けてから、すぐにお風呂に入ることは止めてください。副反応の出現がないか、経過観察の時間が必要です。発熱がないか、注射を打った場所に問題がないか確認しましょう。 |
風呂の温度 | 高温のお湯に浸かるのは避けてください。ぬるめのお湯で設定することを勧めます。一般的には、赤ちゃんなら、37~38度程度です。小学生の場合なら、40度以下を目安にしましょう。 |
入浴の時間 | 長時間の風呂は体力を消耗する原因になります。ワクチン注射を打った日は、いつもより短めの入浴時間にしましょう。体を洗っても良いですが、接種部位を強く擦らないことが大切です。 |
体調の観察 | 風呂に入る前、入浴している間、入った後について、子どものに問題ないか、観察しましょう。様子がおかしいと思ったら、小児科の医師に相談してください。 |
出典:お風呂でふれあいを(子どもの入浴法) – 鹿児島県医師会
風呂に入らないほうが良い場合とは
- ワクチンを打ってから1時間以内
- 体温が37.5度以上あるとき(発熱している)
- 注射を打った腕がひどく腫れているとき