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禁煙治療にかかる医療費を解説します
禁煙治療にかかる費用を知りたい方へ
タバコを止める決意をしたけど、「医療費が心配です」という方からの質問を受けることがあります。健康保険を使って、禁煙の治療を受けることができるので、ご安心ください。
世間では、タバコ代が値上げの傾向が進んでいます。長期的な視点でみると、病院で禁煙の治療を受けるのにかかるコストは、日々のタバコの購入にかかるコストより、少ないことが分かっています。
今回は、禁煙外来で支払う相場について知りたい方のために、説明します。
医療費の内訳について
あなたが病院やクリニックで診察を受けるときに、健康保険を利用します。70歳未満の成人の場合、所得の条件がなく、一律、3割負担です。これは、実際に病院で発生した費用の30%を、会計のとき、支払えば良いことを意味します。
結論から言うと、20,000円程度かかります。
以下、医療費(5回の通院費用)の内訳について、概算を解説します。
1.病院で発生する費用
- 初診料(再診料)
- ニコチン依存症管理料
- 院外処方箋料
6,000円~7,000円程度です。
禁煙だけを治療する目的でクリニックに通院した場合を想定しています。医療施設の基準によっては、保険点数が加算されることがあります。
2.保険調剤薬局で発生する費用
- 調剤料
- 禁煙補助薬の購入費用
13,000円~14,000円程度です。
バレニクリン(チャンピックス)12週分の薬代として想定します。薬局の施設基準によって保険点数が加算がされることがあります。
タバコの購入代金と禁煙治療の費用の比較について
タバコ1箱(20本)の値段が480円と仮定します。1日あたり、タバコ20本の喫煙があると、以下のような費用が発生します。
喫煙期間 | タバコ代 |
---|---|
1ヶ月 | 14,400円 |
3ヶ月 | 43,200円 |
6ヶ月 | 86,400円 |
1年 | 172,800円 |
10年 | 1,728,000円 |
3ヶ月にかかるタバコ代(43,200円)は、禁煙治療の期間(12週)にかかる費用(約20,000円)より高いことが分かります。
経済的なメリットを得ること、そして、健康問題を解決するために、あなたがすぐに取り組むべきことは、ニコチン依存症の治療を開始することです。
当院では、あなたの禁煙成功を応援します。