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午後の健康診断でよくある質問と回答
午後に健康診断を受けたい方へ
午後から受ける健康診断は、朝食抜きにしなくても済んだり、会社帰りに検査を受けられたり、メリットがあります。しかし、測定結果が正確に出るように注意しなければならない事項があります。
そこで、食事や飲み物の選択から、尿検査の注意点、さらには喫煙や飲酒が健診の結果に及ぼす影響まで、基礎知識を解説しました。このページでは、午後の一般健康診断あるいは人間ドックを、初めて受ける人が知っておきたい知識をお伝えします。
当日の食事はどうすべきか
食事の時間 | 注意点 |
---|---|
朝食 | 朝ごはんは午前8時ごろまでに、済ませてください。それ以降の食事はできません。 |
昼食 | 昼ごはんは、中止してくだい。ただし、水分摂取は構いません(水を選んでください)。 |
昼の何時に健診が開始されるかによって、ルールが変更になることがあります。その場合は、医療機関に問い合わせて、指示に従ってください。
午後の健診が正午過ぎ、午後1時から開始される場合は、検査値への影響を考えると朝食抜きにするほうが無難です。一方、夕方(15時~18時)以降の健診の場合は、軽めの朝食をとって頂いて構いません。
原則として、健康診断の8時間前から絶食すると、数値への影響はありません。
朝食のメニューで気をつけること
早い時間に、パン1枚など、消化の良いものを食べることがルールです。少量にしてください。
朝食 | 具体的な注意事項 |
---|---|
食べて良いもの | 食パン(トースト)1枚、素うどん1人前、白米のごはん1杯など。 |
食べてはいけないもの | ジャム、バター、マーガリン、チーズ、卵、牛乳、クリーム、揚げ物など |
軽めの食事を心掛け、 砂糖や脂肪分の多い食事を避けることが大切です。なぜなら、血糖値やコレステロール、中性脂肪の数値に影響を与える可能性があるからです。
おやつとして、ガムを噛む、アメをなめることは止めてください。
前日の食事について
午前の健康診断で要求されるような「前日の厳しい食事制限」は、ありません。ただし、飲酒は控えてください。なぜなら、アルコール摂取によって数値に異常をきたす可能性があるからです。
ただし、脂質が多く含むメニューを夜遅くまで、食べることは避けてください。
飲み物はどうすればよいか
水分摂取は、脱水症状を防ぐために、健診が始まる2時間前まで可能です。ただし、水あるいは白湯にしてください。過剰な水分摂取をしないように注意しましょう。
コーヒー、日本茶、紅茶など、カフェインを含む飲み物は、血圧を上げる可能性があるため、避けることが推奨されています。糖分を含んだジュースは、血糖値を上げてしまうので厳禁です。
薬を飲んでいる人の注意点
朝食後に服用している薬は、通常通り、薬を飲んでください。一方、昼食後に服用している薬は服用せずに、持参してください。注意点として、血糖値を下げる薬を飲んでいたり、インスリン注射を行っていたり、糖尿病の治療管理を受けている場合は、主治医に治療薬の服用方法について、事前に相談してください。
尿検査をいつするべきか
午後に健診を受ける人は、病院に到着してから検尿カップを受け取り、なるべく早く採尿をしてください。来院前にトイレに行って排尿してしまうと、尿の採取が難しくなるので、注意しましょう。
たばこについて
喫煙は中止してください。タバコに含まれているニコチンは交感神経を亢進させるので、血圧を高くしてしまいます。
運動について
激しい運動をすると、血圧を上げる可能性があります。さらに、発汗によって脱水を引き起こす人も出てきます、そのため、血液検査の結果に影響を及ぼす可能性があります。健診の前は、運動をしないことを勧めます。
午後の健康診断を受けた後の運動について、採血があった場合は、腕の運動によって血液の採取部位から出血が起きる懸念があります。その日は、運動をせずに、安静にして過ごしましょう。